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ポストモダンからレーニンへ

最近、レーニン論『「物質」の蜂起をめざして』を出版した白井聡君とトークイベントをやります。

「物質」の蜂起を目指して――レーニン、〈力〉の思想/白井聡

¥2,730

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7月4日、18時30分より、ジュンク堂新宿店にて。

要予約です。500円ぐらいかかるみたいです。

はっきりしなくてすみません。

「ポストモダンからレーニンへ」というタイトルになりそうです。

俺が「レーニンからポストモダンへ」を提案したら、

白井君から、

「逆にしましょう」と言われた(笑)。

俺の仕事では、デリダの『マルクスの息子たち』を翻訳・解説した本が、多分、今回の彼のレーニン論に近いものであるので、そこら辺を手がかりに話をします。

マルクスと息子たち/ジャック・デリダ

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白井君が明らかにしているレーニンの時間論。未来を現在に来たらしめること。そこら辺は、多分、デリダのメシア性の議論と繋がりますので、できればそれを解説しようと思います。

白井君は学部時代の後輩でもう10年以上のつきあいになります。

こういう形でいろいろ話できるのはうれしいですね。

さて、最近レーニンといえば、スラヴォイ・ジジェクのレーニン論『レーニンを繰り返す』が有名です。

迫り来る革命 レーニンを繰り返す/スラヴォイ・ジジェク

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ジジェクという人は、とにかく、状況に介入して、思潮のバランスをとることを考えている人です。

たとえば、脱構築派は、ラディカルそうに見えて、安易な中道左派的立場を取っている。

彼らはいかなる政治的リスクも背負っていないではないか。

今、政治的なインパクトをもたらすには、マルクスへの回帰など生ぬるい。レーニンだ。

というわけですね。

驚くほかないのは、こういう彼のトリッキーな立場がしばしば理解されないことです。

フランスにいたとき、ドゥルーズについての小さなシンポジウムでジジェクの話になったのですが、皆が口々に、「彼はレーニン主義者だから」と言っていました。

そう言ってまとめると安心できるのですね。

彼の立場を「アイロニカルな没入」という風にまとめることも間違いでしょうが。