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ミッテラン政権から…

ドゥルーズは1981年のミッテラン政権成立に際して、これを熱狂的に歓迎したらしい。

詳しくはフランソワ・ドッス『ドゥルーズとガタリ——交差的評伝』(河出書房新社)328ページ、391ページを参照してください。

ドゥルーズとガタリ 交差的評伝/フランソワ・ドス

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民主党政権の誕生は、ミッテラン政権誕生にちょっと似ていた。

そのことで白井聡君がいいことを言っていた。

「どうせ大して良くはならない」とか言って斜に構えている方が知識人にとっては安全。

こういうスタンスは自己保身に過ぎない。

ドゥルーズが当初ミッテラン政権に期待したというのも、瑕疵であるとは思えない。

むしろ新政権には常に過剰に期待すべき。期待は裏切られる。期待が裏切られると、頭にくる。

頭にくると、何かもっと違うことが必要だということになるわけで、端っから何も期待しないのでは、何も起こりようがない。

これは、白井君と丸川哲史さんと俺とで、『情況』2010年1・2月合併号でやった鼎談「『交差的評伝』から〝交差する批評へ〟」よりの引用(132ページ)。上のドッスの本を論じてる。

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まだ期待すべきなのかどうかは分からないが、とにかく、鳩山が辞めたいま、「ほれみろ、言わんこっちゃない」とか言うのは最悪。

まさしくいまこそ怒り、「何かもっと違うことが必要だ」と真剣に考えねばならない。

ところで、上の鼎談は全く反響無しでした…。みなさん、いまからでも読んでください。かなりおもしろいです。丸川さんの話は知らないことばっかりでした。俺としても、『交差的評伝』を読む上でのポイントを提示することを試みました。

『情況』はあまり読まれてないのか?!

俺の自宅の近く、鷹の台の本屋には置いてありませんが、高崎駅の熊沢書店には置いてあります。