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新著『来るべき民主主義──小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題』

新著『来るべき民主主義──小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題』が9月28日に発売になります。

都道328号線問題を巡る経緯、そして、そこから見えてきた近代政治哲学の問題を書いた本です。部屋に閉じ籠もって一ヶ月半で書き上げました。編集者の方が提示された締め切りを二ヶ月も早めての発売です。

それだけのことをしなければならないわけがありました。都道328号線の小平市部分は国交省から事業認可が下りてしまいました。東京都はこれから5年をかけて用地買収を行うと言っています。


さて、この道路計画は50年前に策定されたものです。その後半世紀にわたり塩漬けになっていました。事業認可が下りようとも同じことが可能でしょう。工事が行われなければ、民家も林も無事です。

ぜひお読みください。そして力を貸してください。

 

内容紹介

「この雑木林をつぶして道路にします。
役所で決まったことなので、
住民は黙っていてください」

役所が決めたらそれで決定。
こんな社会がなぜ「民主主義」なのか?
たった1.4キロの道路計画をめぐる住民運動に
日本中から熱い関心が集まった! 

2013年5月、東京都初の住民直接請求による住民投票が、小平市で行われた。 
結果は投票率が50%に達しなかったため不成立。 
半世紀も前に作られた道路計画を見直してほしいという住民の声が、行政に届かない。 
こんな社会がなぜ「民主主義」と呼ばれるのか? 
そこには、近代政治哲学の単純にして重大な欠陥がひそんでいた――。 
「この問題に応えられなければ、自分がやっている学問は嘘だ」と 
住民運動に飛び込んだ哲学者が、 
実践と深い思索をとおして描き出す、新しい社会の構想。 


著者について

國分功一郎(こくぶんこういちろう) 
1974年、千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。 
博士(学術)。高崎経済大学経済学部准教授。専攻は哲学。 
著書に『スピノザの方法』(みすず書房)、『暇と退屈の倫理学』(朝日出版社)、 
『ドゥルーズの哲学原理』(岩波書店)、『哲学の自然』(太田出版、 
中沢新一氏との共著)、訳書に『マルクスと息子たち』(デリダ、岩波書店)、 
『カントの批判哲学』(ドゥルーズ、ちくま学芸文庫)、『ニーチェ』 
(オンフレ、ル・ロワ、ちくま学芸文庫)、共訳書に 
『そのたびごとにただ一つ、世界の終焉』(デリダ、岩波書店)、 
『フーコー・コレクション4』(フーコー、ちくま学芸文庫)、 
『アンチ・オイディプス草稿』(ガタリ、みすず書房)がある。

るべき民主主義 小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題/幻冬舎

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