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『暇と退屈の倫理学』今日発売、イベント告知

やっとこの日が来ました。

『暇と退屈の倫理学』(朝日出版社)

が今日発売です。

とにかく強調したいのは

多くの方に読んでいただきたいと思い、

平易な書き方を目指したということです。

最初の「はじめに」のところなんかも

問題の所在がイメージとしてつかめるよう

工夫してみたのですが、

いかがでしょうか?

是非、見かけたら書店で手に取ってください。

たぶん、

目立つ表紙です。

暇と退屈の倫理学/國分 功一郎

¥1,890

Amazon.co.jp

鈴木成一さんのすばらしい装丁。

写真は勝又邦彦さんの作品です。

表紙を外して開いてみると分かりますが、

両袖にまで及ぶ長大な作品です。

今年は年始めに『スピノザの方法』(みすず書房)を刊行できました。

続いて『暇と退屈の倫理学』(朝日出版社)を刊行できました。

前も書きましたが、

本を出したくても出せない時代がありました。

スピノザは『神学政治論』が招いた災いの故に

『エチカ』を出版することができませんでした。

スピノザの本の遺稿を出版したのは彼の友人たちです。

本を出したいと思って原稿を書いたら

——もちろんいろいろ困難はありますけど——

なんとか出版できる社会というのはとても大切であろうと思います。

そういう社会が訪れていることへの感謝を忘れてはいけませんね。

昔の哲学者の本を読んでいるとだいたい最初に献辞がありますよね。

王様に向かって「あなた様にこの本を捧げます」とか。

ああいうのがないと、なかなか本が出せなかったわけですね。

いまの言論の自由はけっして当然のものではない。

これを大切にしていきましょう。

さて、

『暇と退屈の倫理学』刊行記念でイベントを行います!

まずは11月5日、池袋リブロ本店にて

千葉雅也さんとのトークイベント

「 〈人間であること〉の再設定――世界、環世界、社会」

があります。

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11月5日(土) 國分功一郎さん×千葉雅也さんトークイベント 〈人間であること〉の再設定――世界、環世界、社会

新著『暇と退屈の倫理学』(朝日出版社)のなかで哲学者・國分功一郎氏は、〈環世界〉という生物学の考え方を応用しながら、動物と人間についての新しい視座を提示しています。同書が提唱する〈環世界間移動能力inter-umwelt mobility〉の概念は、いかなる世界観・社会観を開くことになるのでしょうか? ファッションから哲学まで、幅広く、鋭い批評と理論的考察を展開している批評家・哲学者の千葉雅也氏を迎えて、これからの世界、社会について考えていきます。
トークイベント参加チケットご希望の方はリブロ池袋本店書籍館地下1階リファレンスカウンターにてお求め下さい。
日時:11月5日(土) 19:00~21:00 (開場は18:30)
会場:西武池袋本店別館9階池袋コミュニティー・カレッジ28番教室
定員:50名
参加チケット:1000円(税込)
チケット販売場所:西武池袋本店書籍館地下1階リブロリファレンスカウンター
お問合せ:リブロ池袋本店 03-5949-2910

千葉雅也(ちば・まさや)
1978年生。哲学、表象文化論。日本学術振興会特別研究員PD、慶應義塾大学非常勤講師、高崎経済大学非常勤講師。
訳書にガタリ『アンチ・オイディプス草稿』(みすず書房、國分との共訳)。
論考として、「インフラクリティーク序説」(『思想地図β』1号)ほか。
東京大学にジル・ドゥルーズについての博士論文を提出したばかり。

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千葉君とは何度もこうしたイベントを開催させてもらってます。

今回も突っ込んだ話ができると思います。

環世界論が中心になると思いますが、

これは僕と千葉君が大きく関心を共有するトピックだと思います。

楽しみです。

是非お越しください!

続いては、

11月19日、新宿ジュンク堂書店にて

白井聡さんとのトークイベント

「贅沢、浪費、マルクス!― 新しい「自由の王国」に向かって ―」

があります!

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國分功一郎『暇と退屈の倫理学』(朝日出版社)刊行記念
贅沢、浪費、マルクス!― 新しい「自由の王国」に向かって ―
國分功一郎 × 白井 聡
■2011年11月19日(土)18:30~(開場18:00~)

國分功一郎の新著『暇と退屈の倫理学』は、考古学から生物学まで、幅広い分野を援用しながら、人間的な自由と倫理の可能性──いわば「人間らしい生活とは何か?」というきわめて素朴かつ根底的な問い──を縦横に論じている。その中で大きな位置を占めるのが、現代消費社会論である。 意外にも〈贅沢〉と〈浪費〉を推奨する同書の議論はいったいいかなる射程を持っているのだろうか? 『未完のレーニン』と『「物質」の蜂起をめざして』によって、レーニン読解を刷新した白井聡氏と著者が徹底討論する。 テーマは、浅薄な資本主義・市民社会理解を「自由、平等、所有、ベンサム!」と揶揄したマルクスに倣い、「贅沢、浪費、マルクス!」である。

白井 聡(しらい・さとし)
1977年生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。一橋大学大学院社会学研究科総合社会科学専攻博士後期課程修了。博士(社会学)。 日本学術振興会特別研究員を経て、現在、多摩美術大学等非常勤講師。専門は政治学・政治思想。 著書に、『未完のレーニン──〈力〉の思想を読む』(講談社選書メチエ)、『「物質」の蜂起をめざして』(作品社)。

◇会場 ジュンク堂書店新宿店 8階カフェにて
◇定員 50名
◇入場料 1,000円(1ドリンク付き)
◇参加ご希望のお客様は7Fカウンターにてお申し付けください。

電話でのご予約も承ります。
お問合わせ先:ジュンク堂書店新宿店 電話:03-5363-1300

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白井君とは彼が『「物質」の蜂起をめざして』(作品社)を出版した時に

同じジュンク堂でトークイベントを開催させていただいて以来です。

今回は是非とも白井君とマルクストークをしたいと思ってました。

タイトルどうですか?

「贅沢、浪費、マルクス!」

結構気に入ってます。

マルクスが『資本論』で労働力の売り買いを揶揄して

「自由、平等、所有、ベンサム!」

と言っているんですけど、

それをパクってみました。

よろしくお願いします。