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4th International Deleuze Studies Conference

ちょっと前のことになってしまいますが、

コペンハーゲンであった

第四回ドゥルーズコンファレンスというのに参加してきましたので

それについて簡単な報告です。

コンファレンスのサイトはここ

とにかくコペンハーゲンという街に行ったのがはじめてでしたので、

それが印象的でした。

キレイな街ですね。

建物がいい。

古いのと新しいのがうまく混じってる。

Philosophy Sells...But Who's Buying?

ホテルの部屋から

Philosophy Sells...But Who's Buying?

ホテルのレストランから

北欧にはあまりメシを期待してなかったんですが、

うまかったです!

パンと肉がいいから、

サンドイッチ最高。

あと鹿肉がうまかった。

さて、肝心のコンファレンスですが

Philosophy Sells...But Who's Buying?

コペンハーゲン・ビジネススクールというところで行われました。

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キレイな建物

最高の環境

なぜビジネススクールか!

裏話を聞きました。

って公開していいのか!?

コペンハーゲンにも大学がありますが、

そこの哲学科は

まぁ何と言いますか、

保守本流の哲学を扱っているそうで、

(現象学と分析哲学が主流とのこと)

ドゥルーズなどの新しいものはなかなか認められないのだそうです。

で、

コペンハーゲンのドゥルージアンたちが見出したアジールが

なんと

このビジネススクールだったというわけなんですね。

要するに

ビジネススクールといっても

MBAがどうしたとか

そういうことだけをやっているのではなくて

政治や哲学を学ぶ

そういうコースがきちんとあるということなんです。

すばらしいビジネススクールです。

というか、ビジネスを学ぶ際に

政治や哲学も学ぶべきですよね。

そうすれば

一流のビジネスマンを育てることができるのではないでしょうか?

こういうハイブリッドさは本当にいいなぁ。

今回は非常に参加者が多かった。

100人以上いました。

だから、

パラレルセッションの数が多すぎて

ほとんど他の人の話をききに行けませんでした。

この辺りはどうにかしてほしいな。

みんな不満を言ってましたし。

冒頭のプレナリー・セッションでは

かの有名なドゥルージアン

エリック・アリエズが登場!

Philosophy Sells...But Who's Buying?

なんかカッコイイ器具を手に付けていますが、

怪我でもなされたのでしょうかね。

ドゥルーズの思想を捉える上での

ガタリの重要性を

めっちゃ強調したアリエズ氏。

なお

講演の内容は

こんど発売される

次の著作に載っています。

Eric Alliez,Christian Kerslake (ed), Guattari Effect, ContinuumIntl Pub Group (Sd) (2011/09)

俺の発表は

ドゥルーズの哲学の方法を問うものでした。

こちらは

こんど

『思想』(岩波書店)の十月号に掲載される

ドゥルーズ論の内容を簡潔にしたものです。

ですので、

内容の紹介は割愛しますね。

(なお、この十月号から不定期でドゥルーズ論を全五回連載します)。

後半のプレナリー・セッションでは

『ドゥルーズの超越論的経験論』 で有名な

アンヌ・ソヴァニヤルグさんが登場。

Philosophy Sells...But Who's Buying?

この人とはいろいろ話をしましたが、

とてもいい方でした。

今度北京でドゥルーズのシンポジウムがあるからよかったら

というようなことも言っていただけました。

まぁこんな感じで進んだんですけど、

最後にですね、

ある美学系の老教授のプレナリー・セッションがあったんですね。

で、その人が、

なんと

ドゥルーズ=ガタリと和辻哲郎をくっつけて、

「アイダガラ」(間柄)を重視する和辻の『風土』に注目した発表をしました。

ドゥルーズ=ガタリが

知覚を集団的なものと捉えたから関係があるってことらしいんですけど、

俺としては

ええ?

って感じで、

まあいつものごとく、

我慢しきれずに発言。

日本の間柄ってのは

すっごい抑圧的な面をもっているんだ。

そういうことを考えないで西洋の個人主義を超える日本の集団主義

なんて発想は単純ではないか。

和辻ってやつも

すごい権力欲をもった右派の人間であり

そういうコンテキストにも配慮すべきではないか。

……

とまぁこんなことをホールで発言したんですね。

発言中はあちこちから笑い声がしてたんで、

「まぁ、分かってもらえんかな。でも、言わないとすっきりしないからいいや」

と思ってたんですね。

ところがですね、

会場を出たら、

いろんな人に囲まれて、

「さっきの発言をしたのは君か?」

「お前の言うとおりだ」

「誰かがああいうべきだったんだ」

更には

「あなたのお陰でこの時間が救われたのよ!」

とかまで。

さっき紹介したソヴァニヤルグさんも

「君の言うとおりだ」

と。

最後の日だったのでパーティーがあったんですけど、

Philosophy Sells...But Who's Buying?

ダーニッシュフードを楽しむドゥルージアンたち

そこでも

「すいません、自己紹介させてください」

って声かけられた。

あれですね、

みなさん、

恥ずかしがらないで、

思ったら思ったことを言った方がいいですよ。

俺もあんなにでかいホールで発言するってのは緊張するんだけど、

言わないとストレスたまるし。

「これを言わねばならない」って思って言ったことだったら、

大勢でなくても、

必ず賛同してくれるひとはいますね。

いつも感じていることですけど、

それを再認識できたのがよかったです。

さてさて、

最後になりますが

このパーティーに不思議な参加者が!

Philosophy Sells...But Who's Buying?

え?

Philosophy Sells...But Who's Buying?

ドゥルーズ?

天国が待ってくれたのか?

いや、偶然のそっくりさんでした。

しかもこの方

茨城県に住んでいたことがあるとのこと。

震災のことを大変心配してくださいました。

最後は音楽で。

Philosophy Sells...But Who's Buying?