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guattari

今年の一月、千葉雅也君と俺とで訳したフェリックス・ガタリの『アンチ・オイディプス草稿』がみすず書房より出版されました。

アンチ・オイディプス草稿/フェリックス・ガタリ

出版以降、ゆっくりですが、いくつも書評を書いていただいています。

少し前の読売新聞、日曜日の書評欄に書評が載りました。

『図書新聞』2010年6月5日号でも、一面に「来るべきガタリ」と題して、平井玄氏に書評を書いていただきました。

こころより感謝いたします。

もう少し先になりますが、ある雑誌に長い論文調の書評が載ります。これは近づいたらご報告します。

いま、訳者として何かあの本について言うとすると…

あの本は、内容も重要だけど、それより何より、書くとは何か、読むとは何か、そのことを考えるためのきっかけになって欲しいと思っている。

いまはとにかく平易な文章表現が好まれる。対し、ガタリの文章は本当に読みにくい。でも、あの文章の勢いは、彼の思想をなぜか伝えてくれる。

そこから、哲学において書くとは何なのかを考えてもらえればうれしい。

また、あんな文章を毎日読み続けたドゥルーズは何を感じ、何を考えていたのかと想像してもらえるとうれしい。

とにかくあの本はすごい。すごいから翻訳した。